ダイバージェンスを使った取引戦略
ダイバージェンスとは、逆行現象を意味します。
チャートが上昇している時にオシレーター系のインジケーター(ストキャスティクス、RSIなど)が下向きの場合、上昇トレンド終了となり、下降への転換サインとして使われます。
逆にチャートが下降している時にインジケーターが上向きの場合、下降トレンド終了となり、上昇への転換サインとして使われます。
今回はこのダイバージェンスを使ったガリレオFXの運用方法についてお話しします。
メタトレーダーの準備
まずはインジケーターをチャートに適用します。
今回はストキャスティクスと移動平均線を使用します。
・ストキャスティクス(Stochastic Oscillator)
ストキャスティクスの設定値はすべてデフォルト値のままです。
・移動平均線 (Moving Average)
期間を20に設定し、他の設定値はすべてデフォルト値のままです。
ガリレオFXを使った運用方法
・ダイバージェンスが発生するまで待機
トレンド転換サインであるダイバージェンスが発生するまで待ちます。
ダイバージェンスの条件:
チャートが上昇している時にストキャスティクスが下降している場合は下降への転換サイン。
チャートが下降している時にストキャスティクスが上昇している場合は上昇への転換サイン。
※上昇トレンドから下降への転換サインのダイバージェンス例
※下降トレンドから上昇への転換サインのダイバージェンス例
・移動平均線の傾きを確認してガリレオFXを起動
ダイバージェンスが発生後に移動平均線も反転したことを確認して、ガリレオFXを起動します。
この時ガリレオFXの設定は移動平均線の傾きが上になったなら買い、下になったなら売りのみエントリーするようにしてください。
移動平均線が逆方向に傾いたらガリレオFXを停止します。
※下図は移動平均線が下方向となり、ガリレオFXを売りのみのエントリー設定で起動した例
下降サインのダイバージェンス発生
↓
移動平均線が下向きになる
↓
ガリレオFXを売りのみエントリー設定で起動
↓
移動平均線が上向きになったらガリレオFXを停止
以上を1サイクルとして取引を行います。
更に勝率を上げるために
上記の方法でガリレオFXの勝率を上げることは可能ですが、更に勝率を上げたい場合、上位足のトレンド方向をチェックする方法があります。
例えば4時間足が下降トレンドである時に、15分足で下降転換サインのダイバージェンスが発生すると、15分足は下降する可能性がさらに高くなります。
この状態でガリレオFXを売りのみエントリー設定にして起動させることで、更に勝率を上げることが可能です。
これはマルチタイムフレーム分析を利用したトレード方法で、複数の時間足でトレンド方向を把握することで、トレードを有利に進めるために行うものです。
※下図参照
ダイバージェンスはトレンド転換のサインとしてとても優秀な手法です。
前述したパーフェクトオーダーとの相性も良いため、組み合わせて使う方法もあります。
デモ口座でいろいろ試してみてください。